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ミュージカルの1シーン・・
街中でビルの窓ガラスを鏡代わりに踊る若者達・・
音楽のプロモーションビデオで目にするダンス・・
日常の中で、誰もが一度は目にした事のあるダンスシーン。この様にエンターテイメントの色が強いダンスももちろんあります。ですが、ダンスの魅力はそれだけではありません。
当たり前ですが、人間は一生「身体」と共に生きていきます。感情によって、体の動きが変わる事を意識した事があるでしょうか?
緊張すると、体をこわばらせ、肩を上げます。
リラックスしている時に、肩を上げる人はいません。
悲しい時は背中を丸めてうつむき、嬉しい時は顔を上げてその笑顔を見せるでしょう。
言葉がなくても、人の体はこうして十分に感情を発しています。日常生活の動作全てが「肉体表現」、いわば「ダンス」です。日々の生活の中で「言葉を選び、話す」事よりも、よりピュアで、自然で、その人ありのままです。
音楽を聞いて、自分の感情のどこかにヒットし、涙が出る瞬間。
ふと見かけた写真に写った人の瞳に、バックグラウンドを感じて心奪われる瞬間。
ありませんか?
私にとっての「ダンス」の魅力は形ではなく、形を通して人を感じる事です。ダンスを始めたきっかけもそこ。もう人生の半分続けている理由もそこです。体を動かす事を通して、自分の発信した何かが人の心に触れ、そして広がる。
残念ながら日本では、音楽を聞く様に、映画を見に行く様に、ダンスを見に行くという習慣がありません。どんなに素敵な舞台があろうと、足を運ぶのは、知り合い・ダンス関係者ばかりになってしまうこの状況にもどかしさを感じます。ダンスだからダンサーにしか見てもらえないのは悲しい。「ダンスの世界」の枠を超えて、より多くの方がダンスに触れる機会を作っていきたい。まずは知って欲しい。そんな思いで立ち上げたこのホームページです。
今の時代、人の心に触れ、心のヒモを解く瞬間は大切な事だと。
「今度の週末、何かダンス見に行こうか?」
という日々が来る様に。一人でも多くの方に肉体表現の魅力、「ダンス」に触れて欲しいと願っています。
松田尚子